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2009年11月12日
吉祥寺の税理士事務所、中野会計事務所です。
国家予算の無駄を洗い出す行政刷新会議の”事業仕分け”が今日から始まるそうです。
国民性と言って良いのか分かりませんが、我々納税者は納めた税金がどう使われているかに関して、私も含めて、あまり関心を持たない方が多かったはずです。例えば、選挙の投票率でも分かりますが…。
その結果、一人当たりの国債負担額(借金)が600万円を遥かに超えました。この金額を上限に、今後返済していき、元金が減るのなら良いのですが、来年以降も国債発行により増加していくとなると、いつになったら返済終了となるのでしょうか?
この”仕分け作業”は、今までと異なり、予算査定の現場がインターネット等にて全面公開されるという事ですので、我々は納税者の立場で納めた税金がどのような使われ方をするのか途中経過を確認することができます。どんなご家庭でも当然のように行っている収支の見直しを、ようやく国家レベルでも行うようになったのですね。
前回の総選挙で国民に選ばれた、鳩山内閣が掲げる”コンクリートから人へ””脱官僚”などの公約を守ってもらうためにも、小さな金額をコツコツ積み上げていき、そして簡単ではないと思いますが、無駄をなくし、必要のある事に税金を使う社会になるといいですね。