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2008年10月29日
吉祥寺の税理士事務所、中野会計事務所です。
昨日のニュースで、アイスランドの金融危機が特集されていました。
金融自由化に伴い、高い国内金利を設定することにより世界中の投資マネーを集めた国。国民一人あたりGDPで世界第3位まで昇りつめた国。
今、米欧発の金融危機の影響で金融バブルが崩壊し、自国通貨が暴落したため投資マネーの流出に歯止めがかからなくなり、国内主要銀行の大半を国有化して持ちこたえようとしていますが、結果は如何に?
勿論、国有化となった銀行では大量のリストラが発生し、失業者が続出しています。また、かつて住宅・自家用車の購入に高い国内金利を避けて低金利の外貨建てローンを組んだ国民の多くが、現在そのローン残高を膨らませる結果を生じているそうです。
過去に同じような経験をした日本にとっても、現在決して対岸の火事ではなく、実際に経済対策を打っても株式市場がなかなか反応しない状況が気になる毎日ですね。